銀河英雄伝説 Legend of Galactic Heros,Die Legende Der Sternhelden
  •  「銀河英雄伝説」とはそもそも何か?全14巻、累計1000万部を突破しなお版を重ねるベストセラー小説であり、小説家田中芳樹の揺るぎない、揺るぎようもない代表作である。基本的には、いわゆる「スペース・オペラ」、宇宙を舞台にした活劇といっていいが、多くの人が指摘するようにそれにとどまらない、いわば「未来宇宙(ないし銀河)戦記」といってよいであろう。知っている人には知りすぎた感もあろうが知らない人にとっては単なる下らぬ三流の虚構作品の響きとしかうつらないかもしれない。しかし、この物語には、多様な人間模様のすべてでは無論ないにしろ、その主要部分を見事に抽出しさらに「小説で描ける」戦闘の迫力、その背後に常に潜む流血の愚かしさと残酷さこの両者の並立、地球人類の遠い子孫が繰り広げる銀河系の最も灼熱した時代の歴史的叙述法、そして何より数百人になんなんとする魅力的な登場人物たち。日本人に生まれ、日本語の読み書きを見に付けたる人にしてこの作品を読まぬは一生の不覚となるであろうとさえ思う。  この作品の描写には、皮肉と現実主義に立脚した毒舌も多い。しかし、一部の「銀英伝」(「銀河英雄伝説」の略称、以下同)ファンが言うようにこの作品は「残酷さ、皮肉、毒舌、矛盾」が主たる物語を覆う雰囲気ではない。むしろ、この作品こそ、この作品の著者たる田中芳樹(1952年熊本県生まれ、学習院大学・同大学大学院博士後期課程修了。「銀英伝」以外の代表作は「アルスラーン戦記」、「マヴァ―ル年代記」、「七都市物語」など)の「銀英伝」以後の作品には皆無に近くなった「感傷とロマンチシズム」がもっとも濃厚に漂っている作品とみなすべきであろう。星星の海を征く宇宙艦隊の勇壮さ、それに見入り戦いの予感とその渦中に自らの身を置くことに灼熱した歓喜を覚える主人公の一人ラインハルト・フォン・ローエングラム−姉を奪ったゴールデンバウム王朝を廃し23歳の若さでローエングラム王朝を開く−後世、「獅子帝ラインハルト(ラインハルト・デァ・ルーベルナイテイグ・カイザー)」と尊称される金髪美貌の英雄と、戦いの虚しさと自らは大量殺人者に他ならないとの認識を抱きつつ民主共和政下の軍人として武勲を立て続けるヤン・ウェンリー。この両者の知略の限りを尽くした戦いを背景にさまざまな魅力的なキャラクターがその傘下あるいは第三、第四勢力の元に集い人類の歴史が新たな段階を迎えるまでを正伝10巻、外伝4巻(単行本未収録短編がほかにいくつかあり)で描ききった壮大かつ秀麗極まる虚構作品なのである
  • ヤン・ウェンリー(随時更新)
  • ・ヤン・ウェンリーとラインハルト・フォン・ローエングラム、彼らの生涯を通じてただ一度の対面と会話
  • ラインハルト・フォン・ローエングラム(工事中)
  • 銀河英雄伝説の音楽(工事中)
  • 銀河英雄伝説における人類史年表(西暦の廃止と宇宙暦元年まで=UP!!)
  • 銀河英雄伝説における人類史年表(宇宙暦の始まりと小説第1巻の時点までの人類史=UP!!)
  • 台湾版銀河英雄伝説表紙UP!!
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